ジアミンのアレルギーについて

今、カラー剤に含まれる成分「ジアミン」のアレルギーのお客様が増えています。
若い頃から茶髪にするなど、カラーに慣れ親しんでいる40~50代の方たちに多くいらっしゃいます。

アレルギーは、体内に蓄積されたアレルギー物質がその人の限界を超えると発症します。
腫れ・かゆみ・痛み・めまい・頭痛などの症状が出ます。

美容業界全体でもジアミンについて意識が高まっており、ジアミンが従来の1/10になった製品なども販売されていますが、一旦アレルギーになってしまった人にとっては、たとえ1/10の量でもジアミンに触れればアレルギー症状が起こります。

 

 

トコノバの対応


トコノバでは、ジアミンアレルギーへの対応として、以下の取り組みを行っております。

 

◆ゼロテク(肌に触れないギリギリのところまで薬剤を塗るテクニック)を活用
◆ジアミンを含まない製品の使用

 

ゼロテク

「ゼロテク」とは、頭皮と髪の生え際の限界のところまでカラー剤を塗り、髪だけに薬剤をつけて頭皮にはつけないようにするテクニックです。
誰でもできるわけではなく、一定の技術と修練が必要です。
逆に、髪が頭皮に接触する部分までしっかり薬剤を塗りつけることを「フルテク」と呼びます。
こちらは、白髪が根元までしっかり染まるなどのメリットがあります。
フルテクの場合は、必ず事前に頭皮にオイルを塗り、肌への刺激を極力抑えられるようにします。

ゼロテクのカラーリングを体験していただくと、頭皮に感じる薬剤の冷たさが全く違うのがおわかりいただけるかと思います(^ ^)
お客様の体調や頭皮の状態、なりたいヘアースタイルを踏まえて、どのような塗り方が良いかをご一緒に決めていきます。
ご要望をお気軽にお寄せくださいね。

 

ジアミンを含まない製品を使う

イオン結合で吸着するカラー剤を使います。
まずジアミンの入っていないライトナーで髪色を明るくし、ジアミンの入っていないカラー剤を使う、という2段階でカラーリングを行います。

 

 

ご不安な方にはパッチテストをお勧めします


ご自身がジアミンのアレルギーを持っているかどうか、ご不安な方にはパッチテストを行います。
自分の状態を自分で知っておくのはとても大事なことですから、ご遠慮なくお声をかけてくださいね。

 

パッチテストの流れ

2日間に分けて行います。

 

■STEP1
二の腕にカラー剤を塗ります(多少、色はつきますが、数回の入浴で落ちます)。
塗布した箇所にラップをかけて30分置かせていただきます。
30分後、カラー剤を拭き取って、ご帰宅いただきます。

このまま48時間放置して様子を見ます。
この間、薬剤を塗布した箇所を水で濡らさないようにしていただきます。
入浴等でも、その部分を避けて洗ってください。

 

■STEP2
48時間後に再度ご来店いただき、薬剤を塗布した箇所を確認します。
全身状態に問題がなければOKです。

※パッチテストの途中で腫れ・赤み・痒みなどが出たらその時点でテストは終了です。
薬剤をよく洗い流してください。
以後、ジアミンを含む薬剤の使用は控えることを強くお勧めします。